【ワシントン時事】トランプ米大統領は9日、北朝鮮が同日の軍事パレードで大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの核戦力を誇示しなかったことについて、ツイッターで「とても前向きな意思表示だ。金委員長よ、ありがとう」と評価した。

トランプ氏はツイートで、軍事色を薄めたパレードの狙いについて「専門家は『トランプに非核化の決意を示すため』と考えている」と指摘。金正恩朝鮮労働党委員長との関係に関し、「互いに好意を抱く二人の対話に勝るものはない。私が就任する前に比べはるかに良くなった」と親密ぶりをアピールした。

6月の米朝首脳会談で北朝鮮が約束した非核化をめぐっては、その後北朝鮮側から具体的な行動が示されず、専門家からは正恩氏の非核化の意志をいぶかる声が出ていた。トランプ氏はツイートで「われわれは、皆が間違っていることを証明することになるだろう」と述べ、正恩氏と共に非核化を実現する意志を強調した。