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EU離脱プランを撤回しなければ、党首選を正式に求められる恐れ
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保守党議員約50人が、党首交代の方法を11日夜に議論したと関係者
メイ英首相は失脚の瀬戸際にある首相として話題になることが多い。総選挙という賭けが裏目に出たことで、それまで議会で占めていた過半数を無駄にすることになって1年余りが経過するが、今も首相の座にとどまっている。
首相を追い落とすことができたはずの人々に後任候補を含めて確かな戦略がなかったこともそうできなかった理由の一つだ。だが、クーデター計画が具体化しつつある兆候が今や表れており、メイ政権の将来と欧州連合(EU)離脱交渉の行方にとって今後3週間が極めて重要になる可能性がある。
与党保守党内のEU離脱推進派は、メイ首相がソフトブレグジット(穏健な離脱)の計画を取り下げないことにしびれを切らしつつある。首相がまとめたEU離脱の包括的プラン(チェッカーズ・プラン)は2016年の国民投票結果に対する裏切りであり、EUに残留するよりも国民の暮らし向きを悪くすると反対派は主張している。
これら欧州懐疑派は、メイ首相が今後3週間以内に自らのEU離脱プランを撤回することを望んでおり、拒否した場合、党首選の実施を正式に求める可能性があると警告する。これはメイ氏の追い落としが始まることを意味し、次の首相選びが行われ、EU離脱交渉が混迷に陥ることは避けられない。
事情に詳しい複数の関係者によれば、EU離脱推進派の保守党議員約50人が、党首交代の方法を11日夜に議論した。ただ直ちにクーデターを起こす計画はなく、10月3日にバーミンガムで開かれる保守党大会でのメイ首相の演説内容を見極めるまで待つ姿勢という。
原題:Tory Rebels See Three-Week Deadline For May to Dump Brexit Plan(抜粋)