• 11月選挙への介入試みていることが分かったと主張-証拠示さず
  • 中国は23日にアイオワ州の新聞にトランプ氏批判の広告掲載

トランプ米大統領は国連安全保障理事会で26日、中国が今年の米中間選挙に介入を試みており、自身の対抗勢力への支援を図っていると述べた。

安保理で議長を務めたトランプ氏は「遺憾なことに、中国が私の政権に対抗する形で2018年のわれわれの来る選挙、11月の選挙への介入を試みていることが分かった」と発言。「中国は私ないし私たちに勝ってほしくないのだ。私が貿易に関して中国に挑んでいる最初の大統領である上、われわれが貿易で、またあらゆるレベルで勝利しつつあるからだ。中国に、来るわれわれの選挙への干渉、介入をしてもらいたくない」と述べた。

トランプ氏は自身の主張の裏付けとなる証拠は示さなかった。米国の国家安全保障当局は海外の敵対勢力による選挙への介入の試みを高度に警戒しているが、中国よりロシアの方が脅威だと見なされている。

安保理会合に出席していた中国の王毅外相は「われわれはどの国の国内問題にも介入していないし、するつもりもない」とし、「中国に対する不当な非難は受け入れない」と反論した。

中国当局は23日、米アイオワ州の有力紙デモイン・レジスターに出した4ページの広告で、貿易戦争が同州の大豆農家に及ぼす影響を指摘。「トランプ大統領の愚行の結果だ」と批判した。

原題:Trump Tells UN China Seeks to Interfere in Midterm Elections (1)(抜粋)