[ワシントン 5日 ロイター] – ロス米商務長官は5日、ロイターとのインタビューで、日本が自動車の対米貿易黒字を是正する最善の手段は、米国に製造拠点を移すことという認識を示した。

米国が貿易交渉で、日本からの輸入車に自主的な上限を求めるかについては言及を避けた。

「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」下で強化する原産地規制などの要件を満たすため、一部の海外メーカーが米国内に施設を構えると見通した。アジアの一部メーカーは、米国内の生産を拡大しない限り、新たな協定順守が多少難しくなるとも指摘した。

自動車を巡る米通商拡大法232条の国家安全保障調査については、商務省が現在、メキシコ・カナダとの合意を反映すべく調整しているとも明かした。調査終了時期は示さず、トランプ大統領次第と説明した。