• 9月のディーラー向け乗用車販売は12%減の206万台
  • 1-9月の伸びは0.6%にとどまる-年間で減少なら20年以上ぶり

中国の9月の自動車販売が3カ月連続で減少した。景気減速や対米貿易対立の激化で自動車需要が低迷しており、世界最大の中国市場の拡大に急ブレーキがかかりつつあることをあらためて示した。

中国自動車工業協会(CAAM)が12日発表したところによると、9月のディーラー向け乗用車販売は前年同月比12%減の206万台。1-9月の販売の伸びは0.6%にとどまった。CAAMは、10-12月が2017年の水準を上回るのは難しいとみている。年間で減少となれば20年以上ぶりとなる。

米国との貿易摩擦が7月に激しくなってから初めての四半期販売実績では、米最大手のゼネラル・モーターズ(GM)が7-9月に15%減。独フォルクスワーゲン(VW)やホンダも減少となった。

原題:Largest Car Market Faces Historic Drop as Chinese Shoppers Waver(抜粋)