- パウエル議長安泰とハセット氏、アマゾン絶好調、ローン担保証券
- ミューチュアルファンドから資金流出、米製造業景況が落ち込む
米通商代表部(USTR)のゲリッシュ次席代表率いる米政府代表団は、来年1月7日の週に北京を訪問し、中国側と貿易協議を行うことが関係者の話で分かりました。引け際の米国株式市場はこのニュースを受けて上げ幅を急速に拡大し、ダウ工業株30種平均の上昇幅は1000ドルを超えました。
「100%」
トランプ大統領がパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任に向けて動くことはないと、ハセット大統領経済諮問委員会(CEA)委員長が述べた。パウエル氏のFRB議長ポストは安全かとの記者からの質問に対し、ハセット委員長は「もちろん、100%だ」と回答。米銀は流動性危機に直面していないとも述べた。
株安気にせず
アマゾン・ドット・コムのホリデーシーズンは記録破りの好調さを見せている。「世界全体で数千万人」が有料会員サービス「プライム」に申し込み、同サービス利用により無料で配送された商品は米国だけでも10億アイテムを超えたという。マスターカードは、ホリデーシーズンの売上高が5.1%増の8500億ドル(約94兆円)を超えたと発表。この伸び率はここ6年で最大。
昔の戦犯、今避難先
ブルームバーグ・バークレイズ指数によると、自動車やクレジットカードなどのローン債権を裏付けとする証券は、年初から今月24日までにプラス1.6%のトータルリターンを計上した。政府保証のない住宅ローン担保証券のリターンは今年、プラス11%を超えた。ゴールドマン・サックス・グループやウェルズ・ファーゴは、こうした証券の保有を増やし、社債投資を縮小するよう顧客にアドバイスしている。
金融危機以来
ミューチュアルファンドからの資金流出額が、2008年以来の大きさとなった。米投資信託協会(ICI)のデータによると、流出額は12月19日終了週に562億ドルと、08年10月15日終了週以降で最大。一方で、上場投資信託(ETF)には同じ週に252億ドルが流入した。
過去最大の落ち込み
リッチモンド連銀が発表した12月の製造業景況指数はマイナス8と、全てのエコノミスト予想値を下回った。出荷と新規受注の指数がそれぞれ低下したことが背景。12月に製造業景況指数が低下したのはこれで4連銀地区となり、トランプ大統領の貿易政策が米製造業に強い逆風になっていることが示された。
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