[ワシントン 6日 ロイター] – トランプ米大統領は6日、中国との通商協議は非常に順調に進んでいると述べ、中国の軟調な経済状況が同国に合意に向けて取り組む動機を与えているとの見解を示した。
米中当局者は今週、中国の北京で通商協議を行う。トランプ氏と中国の習近平国家主席が昨年12月に貿易戦争の90日間停止で合意して以降、初の直接会合となる。
トランプ氏は、ホワイトハウスで記者団に対し「中国は解決を望んでいる。中国の経済はあまり好調ではない」と指摘。「それが中国に交渉する大きな動機を与えていると思う」と述べた。
中国人民銀行(中央銀行)は4日、国内の景気減速や米国による関税の影響を背景に銀行の預金準備率を引き下げた。
トランプ氏は、今週の北京での協議で何を期待するかとの質問に「中国との協議は非常に順調に進んでいる。彼らはディール(取引)を望んでいると私は確信している」と語った。