[ワシントン/北京 12日 ロイター] – トランプ米大統領は12日、米中通商協議について、合意が近いと見なされれば3月1日としている交渉期限を若干延長することはできるとの見解を示した。ただ期限延長はできれば回避したいとし、通商協定を締結するためにある時点で中国の習近平国家主席と会談すると予想していると述べた。 

米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表とムニューシン財務長官はこの日、14日に始まる米中閣僚級貿易協議のため北京に到着した。 

トランプ大統領は記者団に対し「中国での協議は極めて順調に進んでいる」とし、「合意が近いと見なされれば、期限を若干延長することはできる」と語った。ただ「できれば延長は避けたい」と述べた。 

トランプ大統領はこのほか、一部政府機関の再閉鎖は予想していないとも発言。これらの発言を受け、米株価は上昇した。 

北京入りしたライトハイザーUSTR代表とムニューシン財務長官は14─15日に中国の劉鶴副首相と協議する。