来年のアメリカ大統領選挙に向けた民主党の候補者選びに、地球温暖化対策に積極的な西部 ワシントン州の知事が立候補を表明しました。政権奪還を目指す民主党からは有力政治家の立候補が相次いでいて、候補者の指名争いは混戦模様となっています。

アメリカ西部 ワシントン州のジェイ・インズリー知事は1日、ツイッターにビデオ声明を投稿し、来年の大統領選挙に向け、民主党の候補者選びに立候補することを明らかにしました。

インズリー氏は地球温暖化対策に積極的な知事として知られていて、声明では「われわれの国の次の使命は、現在直面している最も差し迫った課題に立ち向かうことだ。それは気候変動に打ち勝つことだ」と述べ、気候変動に懐疑的な立場をとるトランプ大統領との対決姿勢を鮮明にしました。

インズリー氏は68歳。弁護士からワシントン州選出の下院議員を経て、2013年に州知事に就任し、現在2期目を務めています。来年の大統領選挙に現職知事が立候補を表明するのはインズリー氏が初めてです。

政権奪還を目指す民主党からは先月も、前回の大統領選挙の民主党の指名争いでクリントン氏と接戦を演じたサンダース上院議員が立候補を表明するなど、有力政治家の立候補が相次いでいて、候補者の指名争いは混戦模様となっています。