【ソウル時事】北朝鮮の平壌近郊にあるミサイル製造施設で車両などの動きが活発化していることが、米専門家ジェフリー・ルイス氏の衛星画像分析で明らかになった。北朝鮮北西部・東倉里のミサイル発射場でも復旧の動きが確認されており、米CNNや公共ラジオ(電子版)はこれらの動きから「北朝鮮が近くミサイルまたは宇宙ロケットを発射するための準備を進めている可能性がある」と伝えた。

 ルイス氏は8日付のブログへの投稿などで、ハノイでの2回目の米朝首脳会談前の2月22日に撮影された衛星画像を分析し、平壌近郊の山陰洞にあるミサイルや宇宙ロケットの製造施設のほか、運搬用の鉄道拠点で動きが見られると指摘した。その上で、ミサイル製造施設や発射場の活動について「近く発射が行われることを示している可能性がある」と述べた。(2019/03/09-21:04)