【ワシントン時事】2020年米大統領選の民主党候補者選びで、インディアナ州サウスベンド市の市長で同性愛者のピート・ブティジェッジ氏(37)が14日、正式に出馬表明した。同氏はほとんど無名だったが、1月に出馬の意向を示してからは「切れ者」と注目が集まり、支持率が急上昇している。
みんな暮らしやすい社会に=LGBT初当選の渕上さん-北海道議会
「『米国を再び偉大に』とは、別の話をするために私はきょうここにいる」。
ブティジェッジ氏は14日、ラスト・ベルト(さび付いた工業地帯)の一角に位置するサウスベンド市で、トランプ大統領の選挙スローガンを引き合いに出馬を表明。「過去の政治と決別し、全く異なるものに向かって歩きだすときだ」と訴えた。
ブティジェッジ氏はアフガニスタン戦争に従軍経験があり、大統領選で同性愛を公表した初の主要政党候補とされる。8カ国語に堪能なほか、ピアノもプロと共演する腕前という。