[ワシントン 16日 ロイター] – 米民間シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は16日、12日以降に北朝鮮の寧辺の核施設を撮影した衛星写真で、ウラン濃縮施設と放射化学研究所の近くに5台の特殊車両があることが確認されたと発表した。再処理に向け放射性物質を移動させた可能性があるという。 

発表によると「過去には、このような特殊車両が放射性物質の移動や再処理に関係していたもよう」とし、「再処理の前か後かにかかわらず、こうした活動に関連している可能性は排除できない」とした。 

シンクタンク、スティムソン・センターの北朝鮮専門家、ジェニー・タウン氏は、この1年間の米朝会談のほか、ハノイで寧辺の施設の扱いに関する合意が得られなかったことを考慮すると、もし再処理が行われているとすれば大きな出来事だと述べた。