中国最大のテクノロジー企業、華為技術(ファーウェイ)は自社製モバイル端末向けの基本ソフト(OS)構築に取り組んでおり、グーグルの「アンドロイド」に対抗することを検討している。ファーウェイは米政府によるブラックリスト指定を受け、半導体や部品、ソフトウエアのサプライヤーとの協力関係が脅かされている。
ファーウェイは21日、新型端末に搭載を予定するOSに関する機能の一部でグーグルがアクセスを遮断することを確認したと表明。これに関して同社親会社のアルファベットと協議したという。
ファーウェイの欧州連合(EU)機構首席代表の劉康氏はこの日ブリュッセルで開かれたイベントで、グーグルのOSがもはや利用可能でなくなれば、「当然、それに代わる選択肢に向かう。社内か別の企業だ」と発言。これまでも独自OSの開発に取り組んできたとしつつ、市場投入の準備が整う時期の詳細には触れなかった。ファーウェイは米国の措置の影響を緩和するため、やれることを全てするとも語った。
原題:Huawei Considers Rivals to Google’s Android After U.S. Ban(抜粋)