ソフトバンクは29日、第5世代(5G)移動通信システムの提携先としてスウェーデンのエリクソンとフィンランドのノキアを選んだ。中国の通信機器メーカー、華為技術(ファーウェイ)は選定されなかった。
ソフトバンクは従来、ファーウェイの基地局設備を採用し、5Gで共同開発や実証実験を行っていた。ただ米国政府によるファーウェイに対する禁輸措置を受け、22日にはファーウェイ製の新型スマートフォンの発売を延期していた。
5Gに関しては、米国が安全保障上の脅威があるとして、ファーウェイなどの製品を使用しないよう同盟国に促している。日本政府は昨年12月、中央省庁や自衛隊が行うIT(情報通信技術)関連の調達には安全保障上のリスクを考慮するとの方針を策定した。