5月の米新築住宅販売は5カ月ぶりの水準に減少した。住宅ローン金利の低下にもかかわらず、住宅セクターの弱さが新たに示唆された。
キーポイント |
---|
・新築一戸建て住宅 販売(季節調整済み、年率換算)は前月比7.8%減の62万 6000戸 ・ブルームバーグ調査のエコノミスト予想全てを下回る予想 ・中央値は68万4000戸への増加前月は67万9000戸(速報値67万3000戸)に 上方修正 ・販売価格の中央値は前年同月比2.7%下落の30万8000ドル |
インサイト
- 今回の統計は住宅ローン金利の低下や高い消費者センチメントにもかかわらず、住宅セクターへの向かい風が強まりつつあることを示唆。賃金の上昇ペース加速にもかかわらず、購買見込み客にとっては、値ごろ感が問題となっている状況に変わりはない
- 販売されたが未着工の住宅は19万5000戸にわずかに減少。新築住宅在庫は5月末時点で33万3000戸とほぼ変わらず
- 販売に対する在庫比率は6.4カ月で、前月の5.9カ月から上昇
詳細
- 新築住宅販売は全米4地域中、北東部と西部の2地域で減少。西部は2010年以来の大幅な落ち込み。一方、南部と中西部では増加
- 統計の詳細は表をご覧下さい
原題:U.S. New-Home Sales Fall to Five-Month Low, Missing Estimates(抜粋)