【ワシントン時事】トランプ米大統領は18日、前日の支持者集会で、聴衆が民主党の非白人女性議員を指して「彼女を(国に)送り返せ」と連呼したことについて、記者団に「やや気分が悪くなった。私は同意しない」と語った。支持者の連呼は、「国に帰ってはどうか」と女性議員への攻撃を続けるトランプ氏に同調したものだが、突然距離を置いた形だ。
17日の集会での連呼は、トランプ氏がソマリア生まれのイルハン・オマル下院議員への非難を始めた際に起きた。「彼女は米国の勤勉な労働者に対して『無知がはびこっている』と侮辱した」と訴えると、聴衆の一部から始まった「センド・ハー・バック(彼女を送り返せ)」の掛け声が会場全体に広がり、10秒以上続いた。