【ワシントン時事】日米両政府は13日、貿易協定交渉の事務レベル協議をワシントンで再開した。14日まで2日間の予定。来週にも開く閣僚協議を前に、農産物や自動車などの関税撤廃・引き下げをめぐり論点を絞り込む。9月末までに大枠で合意する目標に向けて、米国が守勢に立つ工業製品分野で踏み込んだ譲歩を示すかが焦点だ。

【図解】米中貿易戦争が再燃

 事務レベルの直接協議は今月初旬以来。日本から交渉を率いる内閣官房の次官級、農林水産、経済産業両省の局長級らが参加した。24~26日にフランスで開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせた日米首脳会談を想定。その前に閣僚協議を行うため、論点整理を急ぐ。