[ロンドン 6日 ロイター] – ロンドンの高等法院(高裁)は6日、ジョンソン首相が決定した議会閉会の差し止めを求める申し立てを却下した。ただし、最高裁への上訴は可能とした。
ジョンソン首相は8月末、議会を9月中旬から、欧州連合(EU)離脱期日が近い10月中旬まで閉会すると発表した。
議会閉会の差し止めを求める訴訟は、反離脱派の活動家、ジーナ・ミラー氏が起こした。その後、メージャー元首相や野党も加わった。
ミラー氏は記者団に対し、英国の民主主義にとって極めて重要な時期に議会は開いているべきで、この戦いをあきらめるつもりはないと述べた。9月17日に最高裁で審理が行われるという。
議会閉会を巡る訴訟は、スコットランドや北アイルランドでも起こされている。