[ワシントン 30日 ロイター] – ナバロ米大統領補佐官(通商製造政策局長)は30日、トランプ政権が米国の証券取引所に上場する中国株の上場廃止を検討しているとの報道について「フェイクニュース(虚偽の報道)」という考えを示した。 

ナバロ氏はCNBCに対し「ブルームバーグが報じた記事については極めて注意深く目を通してみたが、記事の半分以上は非常に不正確か、もしくは単純に明らかな間違いだ」と指摘した。 

ブルームバーグは先週末、中国株の上場廃止を含め、トランプ政権が米国ポートフォリオ(金融商品)資金の中国への流入抑制を検討していると報じた。 

ナバロ氏は「報道は本当に無責任で、悪い記事が良いものを押しのけてしまう。ブルームバーグの記事が世に出た途端に、他社もそれに追従するよう迫られる」とした。 

ブルームバーグからのコメントは得られていない。