[北京 27日 ロイター] –  中国国家統計局が発表した9月の工業部門企業利益は、前年同月比5.3%減の5756億元(814億8000万ドル)だった。8月の2%減に続いての減少となった。 景気低迷や米中貿易摩擦の影響が改めて浮き彫りとなった。 

1─9月の工業部門企業利益は前年同期比2.1%減の4兆5900億元。1─8月は1.7%減だった。 

国家統計局によると、工業部門企業利益の減少は、製品の工場渡し価格の下落や売り上げの伸び鈍化が主因。 最も影響が大きかったのは石油、石炭、その他の燃料加工部門で、1─9月は53.5%の減益だった。 

9月末時点の工業部門企業の負債は前年同月比5.4%増の66兆4900億元。8月は5.0%増だった。 

民間企業の1─9月の利益は5.4%増。1─8月の6.5%増から伸びが鈍化した。