【パリ時事】10日投票のスペイン総選挙(下院定数350)は、同日夜(日本時間11日午前)までに開票がほぼ終了し、サンチェス首相率いる中道左派の社会労働党(改選前議席数123)が約120議席を獲得し、第1党となるものの、4月の前回総選挙に続き過半数に達しない見通しとなった。
地元紙パイスが報じた。一方、移民排斥を掲げる新興極右政党ボックス(VOX、同24)は2倍以上の52議席程度を得て、第3党に躍進する勢い。
前与党の中道右派、国民党(同66)は87議席程度、社会労働党が連立交渉を進めるとみられる急進左派のポデモス(同42)は35議席程度をそれぞれ獲得する見通し。