[ワシントン 12日 ロイター] – 2020年米大統領選に向けた野党・民主党の候補指名争いで、インディアナ州サウスベンド市のピート・ブティジェッジ市長(37)が激戦州とされるアイオワ州で支持率トップに浮上したことが、米モンマス大が実施した最新の世論調査から12日明らかになった。 

アイオワ州では来年2月3日、民主党の候補者を選出する予備選の初戦となる党員集会が開かれる。調査は7─11日、同党大会に参加する公算の大きい451人を対象に実施された。 

調査によると、ブティジェッジ氏の支持率は14%ポイント上昇の約22%と、ほぼすべての有権者層で支持を伸ばし、8月の調査でトップだったジョー・バイデン前副大統領を抜き首位に立った。 

バイデン氏の支持率は7ポイント低下の19%、エリザベス・ウォーレン上院議員も2ポイント低下の18%。バーニー・サンダース上院議員は5ポイント上昇の13%だった。 

しかし、候補指名を確実に決めているとの回答は10人中3人以下にとどまっており、指名争いを巡る状況はなお流動的だ。回答者の16%が考えを変える「可能性が高い」、37%が「可能性が幾分ある」としている。 

また、2、3人目の候補者を選ぶ質問では、ブティジェッジ氏の支持者は、第2希望にウォーレン氏(21%)、第3希望にバイデン氏(20%)を選択。バイデン氏の支持者は第2希望にブティジェッジ氏(22%)、第3希望にウォーレン氏(20%)。ウォーレン氏の支持者は第2希望にサンダース氏(31%)、第3希望にブティジェッジ氏(26%)となった。 

第1、2希望を合わせたベースではブティジェッジ氏の支持率は37%で首位。次いでウォーレン氏が35%だった。