【ロンドン時事】日産自動車の西川広人前社長は29日付の英紙フィナンシャル・タイムズに掲載されたインタビューで、日産はフランス自動車大手ルノーとの企業連合に反対する勢力によって損害を被ったとの認識を示した。

西川氏腹心も辞任要求=日産取締役会、社長進退で激論

 西川氏は「日産の内部には、経営危機に直面した1990年代後半より前(の状態)に会社を戻すべきだという保守的な考えを抱く人々がいた」と指摘。こうした勢力が前会長カルロス・ゴーン被告の失脚時に「解き放たれた」と主張した。