18日、ベイルートで、金属製の防護柵で警官隊を襲うデモ隊(EPA時事)
18日、ベイルートで、金属製の防護柵で警官隊を襲うデモ隊(EPA時事)

 【ベイルートAFP時事】反政府デモが続くレバノンの首都ベイルートで18日、デモ隊と警察が衝突し、約400人が負傷した。デモ隊は投石したり金属製の防護柵を使って警官隊を襲ったりした。警官隊は放水や催涙ガスで対抗し、衝突は数時間にわたって続いた。

 レバノンでは昨年10月末、反政府デモの拡大を受け、ハリリ首相が引責辞任を表明。同年12月にはディアブ元教育相が新首相に指名されたが、閣僚の顔触れをめぐる各政党間の対立で、新内閣が発足できない状況となっている。