新型肺炎

新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船で、新たに3人の感染が確認されました。クルーズ船が横浜港沖に停泊して以降、乗客と乗員で感染が確認されたのは64人となりました。

厚生労働省はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内で、今月3日から乗客と乗員全員の合わせて3700人余りの検疫を行い、このうち発熱やせきなどの症状があったり、症状がある人と濃厚接触したりした、合わせて279人から検体を採取してウイルス検査を実施してきました。

そして8日、新たに6人の結果が判明し、3人の感染が明らかになりました。新たに感染が確認された3人は、すでに医療機関に搬送され、入院したということです。

クルーズ船は先月20日に横浜を出発し、その後、香港に住む80歳の男性が香港で船を下りたあとに新型コロナウイルスへの感染が明らかになっていました。クルーズ船で感染が確認されたのは、香港の男性を除いて合わせて64人となりました。

また、厚生労働省によりますと、6日までに感染が確認された人のうち、何らかの持病がある1人は症状が重いということです。

厚生労働省は残る3600人余りの乗客と乗員については、今後も引き続き船内にとどまり、原則として、今月5日からの14日間は客室などで待機することを求めています。

国内で新型コロナウイルスへの感染が確認された人は、クルーズ船の64人を含めて89人となりました。