[ワシントン 6日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は6日、中国が公表した新型コロナウイルスに関する「不完全な」データは米国のウイルス対応の妨げになったと述べ、情報入手を巡り中国政府に対するいら立ちをあらわにした。
ポンペオ長官はCNBCとのインタビューで、新型ウイルス流行の「初期段階に入手していた情報は不完全だったため、われわれは現時点で一段の困難に直面し、対応で後手に回る状況になった」と語った。
さらに「中国共産党からデータを入手することが信じがたいほどもどかしいことが示された」と批判。同時に、中国政府が講じた新型ウイルス食い止めに向けた一連の措置については「満足している」と述べた。米国が新型ウイルスを制御できると確信しているとも言明した。
長官はFOXニュースとのインタビューでも「中国発のデータは不完全だ」と語った。