[29日 ロイター] – 米マイクロソフト(MSFT.O)が29日に発表した第3・四半期(3月31日まで)決算は増収増益となり、売上高は予想を上回った。新型コロナウイルス感染拡大を受けた外出制限措置で企業のテレワークが増えたことで職場向け協業アプリ「チームズ」の利用が拡大したほか、パソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」の需要も増大したことが追い風となった。 

売上高は15%増の350億2000万ドルと、リフィニティブがまとめた予想の336億6000万ドルを上回った。 

純利益は107億5000万ドル(1株当たり1.40ドル)と、前年同期の88億1000万ドル(同1.14ドル)から増加した。 

新型ウイルス感染拡大で企業のテレワークや教育機関のオンライ事業が増えたことで、ウィンドウズの需要が押し上げられたほか、チームズを利用したビデオ会話が3月は1000%増加した。 

ただクラウドサービスの「アジュール」の伸びは59%と、前四半期の62%から減速した。 

アジュールを含めたインテリジェント・クラウド部門の売上高は27%増の122億8000万ドルと、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の118億7000万ドルを上回った。