[東京 8日 ロイター] – 総務省が8日発表した3月の家計調査によると、全世帯(単身世帯除く2人以上の世帯)の実質消費支出は前年比6.0%減(変動調整値)となった。 

ロイター事前予測調査の同6.7%減より減少幅は小さかった。減少は6カ月連続。実質消費支出の減少率は2015年3月のマイナス10.6%以来の大きさ。総務省幹部によると、消費支出の前年比は比較可能な2001年1月以来で5番目の下落幅に相当する。 

季節調整済み前月比は4.0%減だった。 

実質消費支出は昨年の消費増税後から鈍い動きが続いていたが、新型コロナウイルスの影響で消費者の外出自粛の意識が高まり、消費にさらに下押し圧力がかかっている。