- NY市金融業界の雇用回復6年先か-シカゴは制限緩和先延ばし検討
- 中国はアフリカ諸国に検査キットや人工呼吸器、マスクを供給へ
米国で新型コロナウイルスの感染拡大が最も深刻なニューヨーク州で1日当たりの新型コロナ感染症(COVID19)による死者数が56人にまで減少した。クオモ知事が5月31日に明らかにした。4月初めのピーク時には799人に達していた。
全米の感染者数は1.1%増加し178万人に達した。増加率はこの1週間の平均である1.3%を下回り、5月26日以来の低水準。米ジョンズ・ホプキンス大学とブルームバーグ・ニュースの集計データで明らかになった。世界の新型コロナ感染者は610万人を突破、死者は37万人を上回った。
米中西部ミネソタ州で起きた白人警察官のよる黒人男性の暴行死事件への抗議デモが一部暴徒化し、大きな被害が生じたイリノイ州シカゴ市は、新型コロナ対策で講じたロックダウン(都市封鎖)緩和の先延ばしを検討している。
ニューヨーク市の金融業界の雇用が新型コロナ感染拡大前の水準に戻るまでには最長6年を要する可能性があるとの分析をソフトウエア企業シンクIQが示した。同市の金融部門の雇用は今年に入って約8%減少した。
中国はアフリカ諸国に新型コロナの検査キットや人工呼吸器、マスクを供給する。南アフリカ共和国のラマポーザ大統領が明らかにした。
欧州の新型コロナ中心地である英国、イタリア、ドイツは制限措置を一段と解除する。
原題:U.S. Cases Rise 1.1%; Chicago May Slow Reopening: Virus
pdate(抜粋)
NYC’s Finance Jobs Won’t Recover for Six Years, Analysis Shows(抜粋)