【ワシントン時事】米戦略国際問題研究所(CSIS)は29日、人工衛星画像に基づき、北朝鮮南部平山のウラン精鉱(イエローケーキ)生産施設が稼働を続けていると分析した。2017年以降は核実験が停止されているものの、核兵器にも転用可能なウランの生産が続けられているとみられる。

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 3月22日に撮影された衛星画像によると、同施設の改修が続いていることも判明した。CSISは「現在の活動水準から察する限り、予見可能な将来もこの生産施設は稼働を続ける可能性が極めて高い」と指摘した。