景気循環を判定する全米経済研究所(NBER)は、過去最長となった米国の景気拡大局面が今年2月に終了したと判断し、新型コロナウイルスに端を発したリセッション(景気後退)入りを正式に宣言した。

  NBERで景気循環の日付認定に当たる委員会は8日、ウェブサイトに「委員会は米国における月間の経済活動が2020年2月でピークを迎えたと判断した」との声明を発表。「雇用と生産の減少がもたらした未曾有(みぞう)の衝撃と、それが経済全体に広く及んだことを鑑みると、たとえこれまでの景気後退と比べて短期間で終了するとしても、この出来事をリセッションに指定することは正当だ」と説明した。

Coronavirus ends longest-running U.S. economic expansion

原題:It’s Official: NBER Says Record U.S. Expansion Ended in February(抜粋)