ソフトバンクグループは9日、社員と家族、取引先や医療機関の関係者など4万人以上を対象に行った新型コロナウイルス抗体検査の結果を公表し、陽性者数は191人、陽性率は0.43%となった。

  孫正義社長が同日夜行った対談の中で明らかにした。抗体検査は過去にウイルスに感染したかどうかを調べるもので、5月12日から6月8日まで4万4066人を対象に実施し、任意に提出されたデータから集計した。

  陽性率の内訳は医療従事者が1.79%、ソフトバンク関係者が0.23%。3万6000人を超すソフトバンク関係者では、コールセンター勤務の陽性率が0.41%と最も高く、店頭勤務は0.04%、オフィス勤務は0.17%だった。

  孫社長は、接客業務が中心の店頭の陽性率が低かったことについて「もっとたくさん感染者がいると心配していたが、いい意味で驚いた」と述べた。また、コールセンターでは1カ所で多くの感染者が出たことを指摘し、「いかにクラスターが出ると恐いかということが分かった」と話した。

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ソフトバンクGの孫社長