[ワシントン 15日 ロイター] – トランプ米大統領は15日、ドイツに駐留している米軍の規模を約9500人削減し、2万5000人とすると表明した。北大西洋条約機構(NATO)同盟国のほか、国内では議会共和党からも反対の意見が出る可能性がある。 

トランプ大統領は記者団に対し、ドイツはNATO加盟国に求められる防衛費を拠出していないと指摘。防衛費を増加させない限り、米国は駐独米軍の規模を縮小させると述べた。 

政府当局者はこれまでにロイターに対し、縮小は米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長が検討してきたことで、トランプ大統領とドイツのメルケル首相との間の緊張の高まりに関連するものではないと述べていた。ただ関係筋は、ホワイトハウスのほか、国務省、国防総省の多くの当局者がトランプ大統領の決定を予想外と受け止めているとしている。