【ワシントン時事】米ホワイトハウスは19日、トランプ大統領がニューヨーク南部地区連邦検事に、証券取引委員会(SEC)のクレイトン委員長を指名する意向だと発表した。就任には上院の承認が必要。クレイトン氏は2017年のSEC委員長就任まで企業弁護士を務めており、CNNテレビによると、承認されれば検察官出身以外の人物が同地区連邦検事に就く初のケースとなる。

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 この人事に関連して司法省は、現職のバーマン同地区連邦検事が退任し、7月3日付でニュージャージー州のカーペニト連邦検事が代行に就任すると発表した。これに対しバーマン氏は声明を出し、「私は辞めていないし、辞めるつもりもない」と宣言。後任の連邦検事が上院で承認されるまで、進行中の捜査を継続すると明言する異例の事態となった。