- ファウチ氏ら、新型コロナ巡りトランプ大統領と2週間以上話さず
- 男子テニスの世界ランク1位のジョコビッチ選手が検査で陽性
北京市当局は24日、新型コロナウイルスの新規感染症例が23日に7件と、前日の13件から減少したことを明らかにした。同市の感染再拡大が抑え込まれつつあることがあらためて示唆された。
オーストラリアで2番目に人口が多いビクトリア州で24日、24時間の新規感染者が20人と、8日連続で2桁となった。同州のミカコス保健相は過去1週間の再生産数が2.5と、「容認できない高水準」に上昇したと述べた。
米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は23日の下院エネルギー・商業委員会の公聴会で、新型コロナの新規感染者の「憂慮すべき急増」が見られると述べた。同氏はまた、この日のインタビューで、サンベルト地帯と呼ばれる米南部諸州で感染拡大が続いている状況から判断すると、夏季に沈静化する可能性は低いとの見解を示した。
ファウチ氏、新型コロナ検査ペースダウンの指示ない-対応強化と証言
新型コロナ感染、夏季の沈静化はなさそう-ファウチ氏
ファウチ氏らは下院公聴会で、新型コロナに関してトランプ大統領と2週間以上話していないことも明らかにした。
カリフォルニア、アリゾナ両州の新規感染者はそれぞれ5019人、約3600人と、共に過去最多を更新した。フロリダ州の新規感染者は7日間の移動平均で過去最多となった。ヒューストン市を含むテキサス州ハリス郡ではあと11日で集中治療室(ICU)の収容人数が限界に達する見通し。
新型コロナ感染状況を追跡するウェブサイト、Rt.Liveによると、米国の31州で実効再生産数は1を上回っている。モルガン・スタンレーは、米国全体の実効再生産数を1.1と推定する。これは、52日ごとに感染者が2倍に増えるペースであることを意味する。
世界貿易機関(WTO)は今年の世界貿易について、最悪のシナリオは避けられる可能性が高いが、新型コロナの第2波が起こるかどうかで左右されるとの見通しを示した。
ジョンソン英首相は7月4日からイングランドのホテルやパブ、レストラン、映画館の営業を再開すると発表した。
全米の新型コロナ感染者数は23日午後の時点で、前日から3万5695人(1.6%)増加し233万人に達した。増加率は過去1週間の平均である1.3%を上回った。米ジョンズ・ホプキンス大学とブルームバーグ・ニュースの集計データで明らかになった。
世界の新型コロナ感染者は920万人を突破、死者は47万7000人を上回った。
欧州連合(EU)当局者は、7月1日から域内への渡航禁止措置を緩和する計画で米国を対象外にする可能性がある。加盟国の外交官は24日に会議を開き、禁止措置緩和の基準を協議する予定。
ドイツのノルトライン・ウェストファーレン州は新型コロナの集団感染が判明した食肉工場がある自治体に再びロックダウン(都市封鎖)を発令した。
男子テニスの世界ランク1位、ノバク・ジョコビッチ選手が新型コロナ検査で陽性が判明した。同選手は自身が主催するバルカン半島でのエキシビション大会「アドリア・ツアー」に出場していた。
テニスのジョコビッチ選手、新型コロナに感染-ツアー打ち切り後判明
原題:Beijing Cases Decline; Australia Hot Spot Emerges: Virus Update(抜粋)
Djokovic Tests Positive, U.S. Cases Climbing: Virus Update (抜粋)