[北京 24日 ロイター] – 中国国家薬品監督管理局(NMPA)は、中国人民解放軍の軍事科学院(AMS)が開発した新型コロナウイルスワクチン第2弾の臨床試験(治験)開始を承認した。中国で治験中の新型コロナワクチンはこれで8種類目となる。
今回承認されたワクチン「ARCoV」はメッセンジャーRNA(mRNA)技術が使用されている。この技術は米バイオ技術企業モデルナ(MRNA.O)などが開発したワクチンにも使用されているが、軍事科学院によると、同技術を用いたワクチンの中国での治験は初めてという。
中国臨床試験登録センターはARCoVには触れなかったものの、AMSや雲南沃森生物技術(300142.SZ)などが資金提供しているmRNAワクチンの第1相臨床試験が25日から開始されると発表した。