[ワシントン 20日 ロイター] – トランプ米大統領や共和党議員らは、新型コロナウイルスに関する1兆ドル規模の追加経済対策について取りまとめを急いでおり、今週中の発表を目指している。 

共和上院トップのマコネル院内総務は「コロナ禍で仕事の確保や医療費の支払い、子どもの学業継続といった問題に直面する国民の生活保護こそが対策の目的になる」とした上で、「法案を速やかに上院に提出する。民主党も協力に向けて準備してほしい」と語った。 

共和下院のマッカーシー院内総務は、対策には給与税減税などが盛り込まれる見通しと表明。給与税減税は景気刺激策としてトランプ大統領が前向きだが、給与税は社会保障の財源であるため、議会では消極的な声も聞かれるとした。 

トランプ大統領は「民主党の協力も得ながら、中小企業や国民、国を支援する対策を取りまとめたい」と述べた。