[20日 ロイター] – 米IBMが20日に発表した第2・四半期(6月30日まで)決算は減収減益となったものの、売上高と調整後の1株利益が予想を上回った。利益率の高いクラウドコンピューティング事業が堅調だったことが貢献した。決算発表を受け、株価は時間外取引で約6%上昇している。 

売上高は181億2000万ドルと5.4%減少したものの、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の177億2000万ドルは上回った。 

利益は13億6000万ドル(1株当り1.52ドル)と、前年同期の25億ドル(同2.81ドル)から減少。ただ特別項目を除いた1株利益は2.18ドルと、予想の2.07ドルを上回った。 

クラウドコンピューティング事業の売上高は30%増の63億ドル。 一方、グローバル・ビジネス・サービス部門の売上高は7%減の39億ドルだった。 

地域別では、西欧とアジア太平洋で6月に顧客の支出が増加。一方、米国と中南米では新型コロナウイルス感染拡大に伴い支出は縮小した。