6月の米新築一戸建て住宅販売は前月比で大幅に増加し、約13年ぶりの高水準に達した。過去最低水準にある住宅ローン金利が追い風となっており、居住用不動産市場が米経済の明るい部分であることが、あらためて示された。

キーポイント
・新築一戸建て住宅販売(季節調整済み、年率換算)は前月比13.8%増の77万6000戸
 ・ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は70万戸
 ・前月は19.4%増の68万2000戸(速報値67万6000戸)に上方修正
・販売価格の中央値は前年同月比5.6%上昇の32万9200ドル在庫縮小が背景
Low mortgage rates fueling U.S. home sales as builder backlogs expand

  歴史的な低水準の住宅ローン金利に加え、新型コロナウイルス感染拡大の中で高所得層の資金繰りがより安定していることも、新築住宅需要の増加につながった。

  パンテオン・マクロエコノミクスのチーフエコノミスト、イアン・シェファードソン氏は「住宅は米経済の主要セクターで最も力強い」とリポートで指摘。「住宅建設業者の景況感や住宅建設活動が一段と回復するとみている」と記した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. June New-Home Sales Surge to Highest in Almost 13 Years (2)(抜粋)