[ワシントン 15日 ロイター] – トランプ米大統領は15日、米国家安全保障局(NSA)の情報収集活動を暴露したエドワード・スノーデン容疑者について、恩赦を検討していると述べた。
トランプ氏は先に、ニューヨーク・ポスト紙とのインタビューで、同容疑者について、米国の法執行機関によって「公平に扱われていないと思っている人がたくさんいる」と述べている。
米当局は国家機密の漏えいなどの容疑で刑事訴追しており、長年にわたり、同容疑者を帰国させ、裁判にかけることを望んできた。
現在はロシアに亡命中。
これまでトランプ氏は同容疑者に対して、強硬な姿勢をとってきた。暴露直後には、「処刑されるべきスパイ」と断じていた。
トランプ氏はニュージャージー州ベドミンスターでの記者会見で、恩赦の可能性について「検討してみる」と語った。さらに「意見は割れているようだ」とし「別の扱いを受けるべきだと考える人も多くいるし、一方、かなり悪質だと思う人もいる」と語った。