[ニューヨーク 23日 ロイター] – 米疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長は23日、新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種には数カ月かかるだろうが、遅くとも2021年7月までにはほとんどの米国民が接種することができると述べた。
上院保健・教育・労働・年金委員会で、来年3月下旬か4月までに約7億回分のワクチンが用意されるとし、これは3億5000万人分に相当すると指摘。米国民全員が完全にワクチンを接種できるようになるには、4─6月か場合によっては7月になるだろうと語った。
米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長も同委員会で証言し、今年11月に5000万回分、12月末までには1億回分のワクチンの接種が可能になると予想。4月までに合計7億回分に達するとした。
レッドフィールド所長はまた、新型コロナのワクチン開発を加速する「ワープ・スピード作戦」で、最終的なワクチン配分が決定されるとした。