[ワシントン/ロサンゼルス 23日 ロイター] – 米カリフォルニア州のニューサム知事は23日、ガソリンエンジンを動力とする乗用車とトラックの州内での新車販売を2035年から禁止する方針を示した。電気自動車への移行を促進し、温室効果ガス排出量の削減を図ることが狙い。

記者会見で、カリフォルニア州はガソリン駆動の新車販売を35年までに段階的に廃止する「確固たる目標」にコミットすると指摘。他の州にも同様の措置の導入を促すとした。

カリフォルニア州は米最大の自動車市場であり、国内販売の約11%を占めている。

ニューサム知事によると、カリフォルニア州大気資源局(CARB)は州内で販売される新たな乗用車とトラックの全車両について、排出ガスがゼロであることを義務付ける規則を35年までに作成する予定。また、実現可能なら中型車と大型車の全車両の排出ガスをゼロにすることを45年までに義務付ける計画だという。

ただ、州内でガソリン車を所有したり、ガソリン車を中古車市場で販売したりすることは禁止しないとした。