【新型コロナ】ＮＹ市で陽性率上昇、世界の死者100万人に迫る＜bloomberg日本語版＞2020年9月29日 4:35 JST

ニューヨーク市では、特にブルックリン地区で新型コロナウイルス検査の陽性率上昇が見られると、ニューヨーク州のクオモ知事が明らかにした。陽性率は８月と９月第１週に１％未満で推移していたが、27日は1.5％だったという。

　　世界の感染者数は3300万人を超えた。公式の新型コロナ感染症（ＣＯＶＩＤ１９）による死者数は近く100万人に達する見通しだが、実際の数字はそのほぼ２倍に上る可能性があると、専門家らは指摘した。

　　ドイツではクリスマスまでに１日の感染者数が１万9000人を超える恐れがあると、メルケル首相が警告した。ギリシャを航行中のクルーズ船では乗組員12人の陽性が判明した。

　　ロシアの首都モスクワは感染者数の急増を踏まえ、仮設病棟を再開した。

　　11月21、22両日にサウジアラビアの首都リヤドで開催予定の20カ国・地域（Ｇ20）首脳会議（サミット）は、「バーチャル形式で」開催される。

　　世界保健機関（ＷＨＯ）とビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団などの非営利団体は、15分で結果が判明する抗体検査キット１億2000万回分を中低所得国に提供するプロジェクトに支援を表明した。

　　米イノビオ・ファーマシューティカルズはＣＯＶＩＤ１９ワクチン候補の第２、３相試験を一部中断した。米食品医薬品局（ＦＤＡ）がワクチンの接種装置「セレクトラ２０００」について疑問を提起し、同社は質問に対応している。治験中断は有害反応によるものではないと説明した。