[モスクワ 10日 ロイター] – ロシアのラブロフ外相は10日、係争地ナゴルノカラバフを巡り戦闘を続けていたアルメニアとアゼルバイジャンが停戦で合意したと発表した。

現地時間10日正午から停戦し、捕虜の交換と戦闘で死亡した人の遺体の引き渡しを行う。

ラブロフ外相はモスクワで10時間にわたってアルメニアとアゼルバイジャンの外相と協議。その後、現地時間午前3時前後に声明を発表した。

ラブロフ外相は、アルメニアとアゼルバイジャンが紛争の解決に向けた協議を開始することで合意したとも述べた。

赤十字国際委員会が人道支援で仲介役を果たす。

ラブロフ外相は、協議の詳細には言及しなかったが、欧州安全保障協力機構(OSCE)が仲介する予定という。

アルメニア、アゼルバイジャン両国の外相は、記者団へのコメントを控えた。