[ワシントン 11日 ロイター] – 米大統領選の開票を巡って、トランプ大統領の陣営は11日、不正選挙の横行を理由に、ミシガン州で選挙結果の不承認などを求める訴訟を連邦地裁に提訴した。
訴状では、デトロイト市があるウェイン郡を中心に、不正選挙を巡る宣誓供述書が多数寄せられており、共和党側の選挙監視人が嫌がらせを受けたり、不正票や無効票が集計された疑いがあると指摘。こうした状況を踏まえ、全ての票が適正に集計されるまで選挙結果を承認すべきではなく、問題がある投票区では特別選挙を実施する必要もあると主張した。
ミシガン州の報道官は、トランプ陣営が選挙の信頼を損なうような虚偽の主張をしていると非難。「訴訟を起こしても真実は変わらず、ミシガン州の選挙は公正、安全かつ透明性ある形で実施され、結果は市民の意志を正確に反映している」と述べた。
こうした中、ジョージア州は全ての票を手作業で再集計すると表明。ラッフェンスパーガー州務長官は「得票差があまりにも僅差であるため、全て手作業で再集計せざるを得ない」と語った。再集計は今月20日が期限となっている。