新型コロナウイルスの第3次感染が拡大している。そんな中で朗報が飛び込んできた。きょうの産経新聞(Web版)によると、日本茶や紅茶に含まれるカテキンがウイルス退治に効果があるというのだ。

まだ基礎研究の段階で、人体に効くかどうかは不明。だが、お茶を飲んでも副作用はまったくない。きょうからみんなでカテキンの治験に参加しよう。

産経新聞によるとこの研究を実施したのは奈良県立医科大学(同県橿原市)の矢野寿一教授(微生物感染症学)の研究チーム。試験管内でウイルスが1分間お茶に触れることで、「最大99%が感染力を失った」という。

実験ではペットボトル入りの緑茶や紅茶など約10商品を使用した。試験管内でウイルスとお茶を混ぜ、経過時間ごとに感染力を持ったウイルスの量を検査。産経新聞によると、「最も効果が高かったのは茶葉から淹(い)れた紅茶で、感染力のあるウイルスは1分間で100分の1、10分間で千分の1以下にまで減少した」そうだ。

人体での効果確認はこれからだが、新型ウイルスの感染対策として期待できそうだ。ウイルスへの応用だって可能かもしれない。期待感は膨らむ一方だ。