[ロンドン/ドバイ/モスクワ 3日 ロイター] – 複数の関係筋によると、石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟産油国を加えた「OPECプラス」は3日、来年1月から減産規模を日量50万バレル縮小し、同720万バレルとすることで合意した。
ただ、来年の全般的かつ長期的な方針については、なお意見が分かれているという。
OPECプラスは当初、現在の減産規模を最低3月まで延長するとみられていた。しかし、新型コロナウイルスワクチンへの期待から原油相場が値上がりする中、一部の生産国から減産延長に疑問の声が上がっていた。
関係筋によると、ロシア、イラク、ナイジェリア、アラブ首長国連邦(UAE)が来年の減産規模縮小に一定の関心を示した。OPECプラスは1月以降、毎月会合を開き、生産枠を決定するという。月次の伸びは日量50万バレルを超えない見込み。