[ワシントン 18日 ロイター] – 米連邦最高裁は18日、トランプ大統領が下院の議席配分と選挙区割りで不法移民の人口を除外するよう命じたことを巡り、この命令を認めないよう求めた原告側の訴えを退けた。

判断は6対3で、保守派判事6人が支持。政権による今後の対応が明確でないことから「本係争の司法的解決は時期尚早」とした上で、不測の事態や憶測が司法審査を妨げていると指摘した。同時にトランプ氏の命令を巡る法的根拠を考慮しているわけではないとも強調した。

ニューヨーク州当局が率いる原告側は、トランプ氏の命令が違憲で、ヒスパニック系などの移民に対する「差別的な憎悪」を反映しており、「外国人嫌い」に基づく目的があると主張していた。