[ニューヨーク 13日 ロイター] – ロイターの集計によると、米国の新型コロナウイルス感染症による死者が12日に4336人と、これまでの最多に達した。新型コロナワクチン接種は計画通りのペースでは進んでおらず、状況の改善を求める声が上がっている。
ニューヨーク市のデブラシオ市長は13日、接種計画がワクチン不足によって阻害されているとし、連邦および州政府、製薬会社が連携し、供給を拡大するよう呼び掛けた。ニューヨーク都市圏では月末までに100万人のワクチン接種を目指しているが、供給次第とも述べた。
米疾病対策センター(CDC)によると、米国ではこれまでに2940万回分のワクチンが配布されたものの、接種を受けた人はその3分の1程度にとどまっている。
米ワシントン大学の保健指標評価研究所(IHME)の予測では、1月の死者は10万8000人超、4月1日までに累計56万7000人に達する恐れがある。