埼玉県戸田市の戸田中央総合病院で、感染者の集団=クラスターが起き、14日までに患者と職員合わせて310人の感染が確認され、31人が死亡したことが明らかになりました。
埼玉県によりますと、戸田市の戸田中央総合病院では、去年11月に職員の感染が確認されて以降、感染者が相次ぎ、14日までに患者と職員合わせて310人に上るということです。
このうち、入院患者31人が死亡したということです。
県は感染者の集団=クラスターが起きたとして、感染がどのように拡大したか調査をしています。
戸田中央総合病院は災害拠点病院に指定されるなど地域の基幹病院ですが、現在も新規の外来と救急外来を停止しているということです。
県は、今月6日に国のクラスター対策班を迎えて対策本部を設置し、病院の医療機能の回復に向けて支援していますが、感染は収束に向かいつつあるということで、「早期の医療機能の回復を支援することで地域の医療体制を守っていきたい」と話しています。